学資保険、いくらかける?いくら必要?

学資保険、いくらかける?いくら必要?

学資保険、「いくらかけよう?」「いくら必要?」と悩まれてはいないですか?

我が家は、2人子どもがいますが、出産後など学資保険を検討するタイミングで「学資保険いくらかければいいのか?」すごく迷いました。

それもそのはず。

学費がかかるのが先過ぎて、想像しにくいということと、現時点で資料を見たとしても、出産後の赤ちゃんが大学生になるころには、高校や大学の学費や制度も変わっているでしょう。

そして、これからかかる子育てにもいくらかかるか想像もできないので、学資保険の支払いが大きすぎても日々の生活に支障をきたしても困ります。

我が家では、学資保険3本に入ったのですが、「いくらかけたのか?」「今、学資保険について、入ってよかった?」「教育費をためるほかの方法」について書いていきたいと思います。

我が家の学資保険

我が家の学資保険は、長男×2本、次男が1本です。

家計に余裕のなかった「長男 学資保険①」は、計画的に「いくらかけよう!」と決めたのではなく、「とりあえず少しでも貯めなきゃ…」と焦って学資保険に入った感じです。

次男の学資保険の方が少ないのは、予算の都合と、次男に学費がかかる時には、長男にお金がかからないだろう…という想定で、こういった形でになりました。

  年間の支払金額 保険料累計 満期の受取金額 満了までの期間 年利回り
長男 学資保険① 62,245円 1,077,120円 1,200,000円 17年 0.6%
長男 学資保険② 131,136円 1,861,632円 2,000,000円 16年 0.38%
次男 学資保険 139,485円 1,813,305円 2,000,000円 18年 0.51%

※我が家の場合は、医療保険などついてない、シンプルな学資保険です。

※少しでもお得な年払いにしていますが、長男の学資保険②は払い込み済です。

※長男の学資保険②と次男の学資保険は、大学入学時がお祝い金として100万円、その4年後に満期保険料として、残りの100万円が支払われます。
満期の繰り上げもできますが、受取額が2~6万円減ります。

学資保険、いくら必要?

学資保険がいくら必要か?というより、教育費がいくら必要か?ですね。

これは、目指す学校や希望する将来の職業などによって様々です。

将来のことはわからないので、できれば少し多めに準備できると安心です。

こちら↓で、大学進学に必要な教育費について書いています。

教育費 子供1人400万ずつ貯金する具体的な方法

学資保険は年利を計算せよ!

貯蓄型の学資保険のパンフレットや設計書でよくみられる「返戻率」とは、支払った保険料総額に対して、将来に受け取る金額の割合のことです。

上の表でも計算しましたが、学資保険を判断する基準として、「年利」の方が大事だと思っています。

銀行にお金を預けている場合の金利や、投資をしたときの株の配当金利回りも「年利」で計算できるので、比べやすいからです。

「学資保険が本当にお得なのか?」


「自分たち家族にとって最良の選択なのか?」

ちゃんと比較して、納得いく商品を選びたいですよね。←15年前の私にその考えはありませんでしたー( ;∀;)

計算方法

返戻率(%)=受取保険金÷支払い保険料×100

学資保険利回り=収益額÷投資金額÷投資年数×100

学資保険以外でお金を貯める方法

学資保険以外で学費を準備しておく方法もあります。

  年利 年利 100万円・15年
シュミレーション
元本保証
①学資保険 ソニー生命 0.42%(返戻率106.3%) 1,063,000円

②銀行定期預金

UI銀行 銀行開業記念1年・2年定期預金 年0.30%(税引き後年0.239%) 1,028,881円
③積み立てNISA eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 過去の平均的利回り7.63% ※1 1,611,125円 ×
④積み立てNISA eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 過去の平均的利回り7.63% ※1 2,424,339円 ×

いろんなパターンで比較してみました。

  1. コツコツつみて学資保険
  2. 100万円の銀行定期預金
  3. 積立NISAは毎月コツコツバージョン
  4. 最初にまとめて100万円バージョン

で計算してみました。

学資保険 いくら必要? 
私も今回、まとめてみて驚いたのですが、この差すごい!

①と②は2022年3月時点で最も金利が高いと思われる商品を選びました。
③と④は投資信託の中でも、分散型で安定していると言われている商品を選びました。

 

※1参照:やさしい投資信託の始め方さんeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価と利回り利回りは、配当込み・円換算ベースの2002年~2021年の年平均成長率から、想定運用コストを差し引いて算出した数値。

教育費貯め方別、メリット・デメリット

学資保険 メリット・デメリット

学資保険のメリットは、

  • 元本割れしない
  • 契約者が亡くなった場合など、支払い免除
  • 生命保険控除

学資保険のデメリットは、

  • 途中解約すると元本割れする可能性がある
  • インフレ(物やサービスの値段が上がる)に対応できない

銀行定期預金 メリット・デメリット

銀行定期預金のメリットは、

  • 元本割れしない

銀行定期預金のデメリットは、

  • 途中解約すると元本割れする可能性がある
  • インフレ(物やサービスの値段が上がる)に対応できない

積み立てNISA(投資信託) メリット・デメリット

積み立てNISA(投資信託)のメリットは、

  • 受取金額が高くなる可能性がある
  • 複利の力を利用できる
  • 積み立てNISAの場合、非課税
  • インフレ(物やサービスの値段が上がる)に対応しやすい

積み立てNISA(投資信託)のデメリットは、

  • 元本割れする可能性がある

学資保険、入ってよかった?

我が家は学資保険の満期も近いので、実際にまとまったお金が「子どもの教育費」として貯まったことを実感でき、よかったと思います。

学資保険3本、全て解約する予定もありません。

ただ、金利の低さは気になるので、私がこれから出産し学資保険を検討するなら、学費が必要になるまで時間もあるので、一部は投資も検討します

積み立てNISAを活用した投資信託は、それほどリスクを取らなくても、ドルコスト平均法で手間をかけずに投資することができるからです。

積み立てNISAを1年8ヶ月やってみた結果

とは言え、教育費は株価上昇まで待ってはくれないので、全てを投資で準備するのではなく、分散させると思います。

 

保険・預金・投資へのお考え、リスク許容度もさまざまかとは思いますが、選択肢の1つとして、学資保険以外も比較検討してみるのもいいかと思います。

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